あの日失った想い
私たちのクラス2-Eはあまり知らない子が多かった。



私は1年のころ勉強生活に明け暮れていたため、仁美以外の人と全く絡みがない。



…はやく仁美だけじゃない友達も作りたいな



「ねぇ、由佳里。私たちのクラス…」



「キャーー!」



仁美が何か言おうとして、口を開いた瞬間、廊下からすごい女の子たちの黄色い声が響いてきた。



…わー



私の目に映ったのは金髪でキラキラした男の子だった。

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