INFATUATOシンドローム
璃夢「いやだって、極道の人は向かってくる相手を睨み殺すぐらいの勢いがないとダメなんじゃ……丸くなっちゃったら…」


漣「まぁ、確かに。魁様が思うような組も世の中にはあります。ですが、うちの組は硬派。
自営もやってるんで逆に丸くないといけないんです」


そんな組もあったんだ…私の知ってる組のイメージは荘司さんが言ってたことだもん。

実際違うところもあるんだね


漣「あっ、若とお嬢が戻ってきました。この話をしたことは内緒でお願いしますね?
若は恥ずかしがり屋でもありますから」


璃夢「はい!」


言ったあかつきには私の命も危ういし


時雨「お待たせ〜。イヤ〜意外に荷物が多くてさ〜。しかも冷蔵庫の中のもあったから探すのが大変で……」


璃夢「え、ゴメン!大丈夫?」


時雨「うん!もし足りなかったら言って?雪に持たせるからさ」


雪「あ゙ぁ?なんで俺が」


時雨「学校一緒なんだからいいじゃん」


璃夢「た、たぶん大丈夫だよ!」


足りなくてもいいし!


時雨「そう?じゃあ漣、璃夢を家まで送ってあげて?」


漣「わかりました。若とお嬢は家の中に入っていてくださいね」


時雨「はいはーい」


璃夢「えっと…送ってくださるんですか?」


漣「はい。それに、もっと魁様と話がしたいので」


さっきの話の続きかな?


時雨「えっ、なに!?二人共、仲良くなったの!?」


漣「先程も話していました。ねっ、魁様」

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