三月の雪は、きみの嘘
転校してきて、こんなにだれかと話をしたのは初めてのことだった。

防戦一方の会話だったけれど、心地よい疲れを体に感じている。

「真実を導くためのヒント、か……」


それってなんのことだろう? 


本を手にすると、表紙には【いつか、眠りにつく日】と書いてある。

青春小説みたいだけれど、ところどころ染みのようなものが見えて年季が入っている。

めくってみれば、そこには【寄贈 町立図書館】のスタンプがあった。

「ん?」


最後のページになにか挟まっているのに気づいて、さらにめくる。


すると、ノートを乱暴にちぎったようなメモが現れた。


なにか文字が書かれている。




その紙に書かれている、次の言葉を見た瞬間、私は息を呑んだ。

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