王様と黒猫





――――これから先


本当に彼女と結婚するかは自分でもわからない。

しかし、確かに先へと進む一歩を踏み出した。


たった一人で座っていた城の玉座の隣に、黒猫と一緒に彼女が座っているという。

そう遠くない未来が、その時見えた気がした。
















【END】
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