俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
メッセージ画面を出すと、初めてのメッセージを送った。
【夕ご飯は?今デパ地下にいるけど、何か買ってく?】
少しして既読がついた。
【パスタでよければ作っとく】
クスッと笑ったのを見て友里が声を掛けた。
「なんだって?」
「また、パスタだって」
「いいじゃない、美味しいし、人が作ってくれるなんて羨ましすぎるよ」
友里は羨ましそうに塔子を見て笑顔を向けた。
【ありがとう、じゃあ、前菜とかサラダとか少し買ってから帰るね】
【了解、よろしく】
塔子と友里は買い物をすますと、駅にいた。
「じゃあ、塔子、またね」
「うん、また」
そう言って、別れようとした塔子に友里は、
「ねえ、塔子」
「ん?」
「気持ちはわかるけど、余り無理やり大輔さんを避けたり、拒絶したりするのは止めなさいよ。昔はあんなに仲良かったんだし……」
友里は、少し考えて続けた。
「どんな感情であれ、塔子にとって大切な人に変わりはないでしょ?」
友里の言いたいことはわかった気がした。
「……ありがと。友里」