俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
「座って。食べよ?」
「ありがとう」
塔子は素直にお礼を言うと、大輔の前の席に腰を下ろした。
大輔は慣れた手つきで赤ワインのコルクをあけると、グラスに注いだ。
その様子を塔子は不思議な物を見るような感覚でぼんやりと見ていた。
「このキッシュ、有名なところのだろ?」
そんな塔子に気づくことなく、大輔は塔子の買ってきたキッシュを見た。
「そうそう、新しくできたお店の。食べてみたかったんだよね」
塔子は食べ物の話になり、緊張もほぐれ答えていた。
「きのことベーコンにしたんだけど、今度はアボガドとクリームチーズも食べてみたいなって思ったんだよね。だいちゃんはどっちがよかった?」
塔子に優しく微笑みながら、ワイングラスを持った大輔は、
「俺は、きのことベーコンが好きだよ」
好きっていう言葉に少しドキッとしつつも、
「赤ワイン美味しいね。これ」
「ああ、副社長からもらったんだけど、美味いな」
「副社長から?」
塔子は驚いた声を出して大輔を見た。
「ああ、なんで?」
大輔はそんなに不思議?と言った顔を見せた。
「いや、副社長とそんな個人的な話するんだなって」
「まあ、年も近いからここ一年ぐらいだけど」
「ふーん」
塔子は同僚の女の子の話を思い出していた。
「副社長って、決まった人がいるってホント?女の子たちが騒いでた」
「ああ。そのうち結婚するんじゃないか?」
「知ってる人?」
「塔子はどうだろうな……会ったことはないかもしれないな。副社長の秘書の人だよ」
「秘書!うわなんか、ドラマみたい」
「なんだよ、その恋愛思考」
大輔はクスッと笑った。
(やばい、これじゃあ昔の私みたいだ。常に冷静で感情を出さない自分でいないといけないのに!)
そして、すぐさま話を切り替えた。
「ありがとう」
塔子は素直にお礼を言うと、大輔の前の席に腰を下ろした。
大輔は慣れた手つきで赤ワインのコルクをあけると、グラスに注いだ。
その様子を塔子は不思議な物を見るような感覚でぼんやりと見ていた。
「このキッシュ、有名なところのだろ?」
そんな塔子に気づくことなく、大輔は塔子の買ってきたキッシュを見た。
「そうそう、新しくできたお店の。食べてみたかったんだよね」
塔子は食べ物の話になり、緊張もほぐれ答えていた。
「きのことベーコンにしたんだけど、今度はアボガドとクリームチーズも食べてみたいなって思ったんだよね。だいちゃんはどっちがよかった?」
塔子に優しく微笑みながら、ワイングラスを持った大輔は、
「俺は、きのことベーコンが好きだよ」
好きっていう言葉に少しドキッとしつつも、
「赤ワイン美味しいね。これ」
「ああ、副社長からもらったんだけど、美味いな」
「副社長から?」
塔子は驚いた声を出して大輔を見た。
「ああ、なんで?」
大輔はそんなに不思議?と言った顔を見せた。
「いや、副社長とそんな個人的な話するんだなって」
「まあ、年も近いからここ一年ぐらいだけど」
「ふーん」
塔子は同僚の女の子の話を思い出していた。
「副社長って、決まった人がいるってホント?女の子たちが騒いでた」
「ああ。そのうち結婚するんじゃないか?」
「知ってる人?」
「塔子はどうだろうな……会ったことはないかもしれないな。副社長の秘書の人だよ」
「秘書!うわなんか、ドラマみたい」
「なんだよ、その恋愛思考」
大輔はクスッと笑った。
(やばい、これじゃあ昔の私みたいだ。常に冷静で感情を出さない自分でいないといけないのに!)
そして、すぐさま話を切り替えた。