俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
「うーん、いくつぐらいまで一緒に寝てたっけ?」
慌てる塔子を見つめながら、大輔は思い出すように聞いた。

「忘れた!」

「いいな。いつものポーカーフェイスじゃない塔子って」
フワリと笑った大輔に一瞬見惚れた瞬間、塔子の視界はくるりと反転した。

「な…!!」
次の瞬間ようやく大輔に組み敷かれたことに気づき、塔子は驚いたように目を見開いた。
そんな塔子に大輔は意地悪く笑うと、塔子の額に自分の額を付けた。

「おっ、熱下がってるな」
妖艶な微笑みを浮かべられて、塔子はキスされる!と咄嗟に目を閉じた自分に腹が立った。

「何?塔子、何か期待したの?」

「ま……まさか!」

「慌ててないか?」
ふざけたように言った大輔に、
「もう、ふざけ……」
怒って顔を背けようとした塔子の唇は、またもや大輔の唇で優しく塞がれた。

「ちょ…!だいちゃん…!こないだからキスしすぎ!なんでするの??」
ついばむ様に音を立てながら、ふざけたようにキスを繰り返す大輔に、怒ったように塔子は声を上げた。

「それだけ、元気があれば大丈夫か。これは昨日塔子を病院まで連れて行った俺へのお駄賃ね」
クスクス笑いながら大輔は塔子から離れると、

「何か食べれそうか?お前はもう少し寝てろ」
するっと、ベッドからおり、大輔は寝室から出て行った。

塔子は真っ赤になった頬に手を当てると、
(何を考えてるの?ねえ、これも妹扱い?わかんないよ……。美樹って誰?)
塔子はシーツを頭までかぶると、ぎゅっと目を閉じた。

(ねえ、だいちゃん、なんで今、私の前に現れて、また私に構うの?)
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