あなたの幸せを心から願う
病院を出て路唯くんと駅までの道のりを歩く。




2人とも無言のまま。




さっきまで幸せに笑ってたのに





今は笑うことも出来ない。




「ごめんね、路唯くん。




私が弱いから…こんなことに…」





先に口を開いたのは私だった。




「違う!小春は何も悪くない。




誰も悪くないんだよ。」




「そーだね。




でもね、私たちだけでやっていける?




これからさき…自分たちの力で…」




私の目から涙が溢れた。




路唯くんがそっと涙を拭ってくれた。




「小春、おれは、小春がいたらそれでいい。




それでいいんだよ。




だから、背負い込むな。




大丈夫。大丈夫だから。」




私を安心させるために、大丈夫と言い聞かせてくれる路唯くん。




それから、家に帰って私はすぐに部屋に向かった。




路唯くんは、父さんと話してくると言って部屋を出ていった。
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