その笑顔が見たい
食堂からの帰り道に喫煙所と自動販売機のある休憩室を通る。
喫煙所に柳さんの姿を見つけ、僕は立ち寄った。
「お疲れ様です」
「おー、野村か、お疲れ様。どう?そっちは」
「まだまだこれからです」
「そっか、困ったことがあれば言って」
柳さんのその言葉はいつも頼り甲斐があって、相談すれば必ず対処してくれる。だからつい甘えてしまうのだ。
「柳さん、アシスタントって専属じゃないとダメですか?」
「なに、ああ、宮崎さんだっけ?彼女と合わない?」
「そう言う訳じゃないんですけど、自分がやったほうが早い時もあるから、兼任でもいいかなと」
「まぁな。でもさ、これから先、お前が人の上に立つこと考えるとどんな人間でも関わって育てる訓練をしないとと思ってな」
喫煙所にはちらほらと人がいる。僕らの会話には興味がなさそうな人たちばかりだが、柳さんは小声で話す。
「あの子、ちょっと扱いづらいのはわかってる。癖もあるし、縁故だしな。それにお前が苦手なタイプだ」
「それわかってて俺に?」
喫煙所に柳さんの姿を見つけ、僕は立ち寄った。
「お疲れ様です」
「おー、野村か、お疲れ様。どう?そっちは」
「まだまだこれからです」
「そっか、困ったことがあれば言って」
柳さんのその言葉はいつも頼り甲斐があって、相談すれば必ず対処してくれる。だからつい甘えてしまうのだ。
「柳さん、アシスタントって専属じゃないとダメですか?」
「なに、ああ、宮崎さんだっけ?彼女と合わない?」
「そう言う訳じゃないんですけど、自分がやったほうが早い時もあるから、兼任でもいいかなと」
「まぁな。でもさ、これから先、お前が人の上に立つこと考えるとどんな人間でも関わって育てる訓練をしないとと思ってな」
喫煙所にはちらほらと人がいる。僕らの会話には興味がなさそうな人たちばかりだが、柳さんは小声で話す。
「あの子、ちょっと扱いづらいのはわかってる。癖もあるし、縁故だしな。それにお前が苦手なタイプだ」
「それわかってて俺に?」