好きです西野くん!
ショックすぎて落ち込む私に、先生は、
(まぁ坂野、お前には特別講師を頼んであるから大丈夫さ)
「ええぇえ!特別講師??って誰です??」
(放課後図書室行けばわかるさ。はい次佐野〜)
6時間目を終えた私は机に突っ伏していた。
「絵里〜ドンマイ!」
「ゆかぁー追試やだよぉ」
「まぁ、掛ける言葉が見つからぬ!それより特別講師って誰だろね?先生かな?」
「せ、先生?あ!ありゆるかも!」
ゲゲッ!先生とワンツーマンで追試勉強はきついぞ!!!
そうがっくし落ち込んでいると、
「絵里ーそろそろ4時になるよー」
あ、ほんとだ。
気づいたら4時や!
「はぁー。やだけど行ってくるね!有華また明日!」
「うん頑張ってねー!また明日!」
有華を見送り重い足取りで図書室に向かった。