キミと秘密の交換恋日記
わたしはその日リッキュンに付添してもらうからアレイは月曜日までわたしのヘアスタイルが見れないんだ。

「ねぇアイミン。ひとつ、俺のわがまま聞いてくれる？」

アレイが突然わたしにそんな言葉を言った。

「なに？言ってみて。無理なら無理だし、できるものならやるから。」

わたしがそういうと、アレイが笑顔になって口を開く。

「そのお団子ヘア、俺とバドミントン部の人たちの前以外ではやらないで。」

――アレイって、独占欲が強い方なの？

アレイの言葉を聞いた瞬間わたしはそう思ってしまった。

「う、うん。わかった。ナンタカ達には見せないようにする。」

アレイのお願いを聞く前から約束してしまったものだから仕方がない。

もちろん、その前から誰かに見せようとかは思っていなかったけど。

アレイは更に機嫌がよくなって、美容部の朱音さんがつくってくれたわたしのお団子をポンポンと撫でる。

「じゃあ、明日はアレイにお団子つくってもらおうかな？」

そんな冗談を言ってみたりしてみた。

「いいよ。今日、妹の人形で練習しないとなぁ。」

アレイがわたしの冗談を本気にしてくるからわたしは少し焦ってしまう。
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