素直になるのはキミにだけ
もう、はじまってしまう……


みんなを信じてないわけじゃない。でも……正直、怖い。




「沙弥ちゃん、顔ひきつってんぞぉ」




バシッと背中が叩かれた。




「そうそう、いつもの冷めた視線を俺にくれよっ!」




「慎二、ドM?沙弥ぴょん、リラックスリラックス」




いつも通りの気楽な感じで話しかけてきたのは例の3人。


3人の顔には不安なんか全然感じられなくて、むしろいつも以上に元気な感じ。




「緑ヶ丘高校の皆さん、開始10分前です。準備お願いします」




「了解でーす」

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