素直になるのはキミにだけ
あたしが質問をすると、彼は黙った。


「川瀬くん?」



『あのー……非常に言いにくいんだけど』




彼はまた黙る。




「何?言うなら早く言ってよ」



『蛍人が急にOBの先輩のビール飲んで……』




「は!?」




ビール!?あの秋本が!?




『冬馬がマネージャーに電話しろっていうから』


「場所は駅前のカラオケだよね?すぐ行くから、寝かしといて!」



『え、おいっ、ちょっと!?』




あたしは電話を切り、荷物を持って家を走って出た。

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