素直になるのはキミにだけ
画面には<松原くん>の文字。


あたしはすぐに電話に出た。




「もしもし?松原くん?どうしたの?」



『あー、ごめん。冬馬じゃなくて、俺。』




その声は、松原くんより低い別人のものだった。




「誰?」


『俺だよ。川瀬。』




「川瀬くん!?」




川瀬くんは、先月県外の全国大会常連校から転校してきた男の子。


うちの学校の即戦力となったけど、手続きが間に合わずインターハイには出られなくて。



……ってそうじゃない。


「なんで川瀬くんが?」


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