浅葱色の忍
「///////////」



近藤さんが俺を!?





「こうして出会う運命だったんだ」




近藤さんが俺の手をとる




「烝華が本当の名ですか?」

「いえ、烝です」


お酒を飲みながら

2人で、話をする


話をするうちに、近藤さんが本当に
俺に気があるというのがわかった


今夜、この格好だから
勘違いであればよかったのに…



「近藤さん 俺は、女子ではありません
こうして会うのは、今夜だけですし
それに、近藤さんの気持ちは
とても嬉しかったですけど
応えることは出来ません」


「だったら、浪士組に」


「困らせないで下さい」


「皆、あんな言い方するけど
なんだかんだ面倒見良くてね
いつも私が連れて帰った人を
更正させてくれたり、大事にしてくれる」


「近藤さんは、どうしてそんなに…
優しいんですか?
俺は、日影の人間で…
貴方のいる場所は、明るすぎて…」



近藤さんの手が、頬に

嘘っ!

泣いてた?



戸惑っているうちに



唇が重なった





「私の為に、なんてことは考えなくていい
忍だからとか、女だからとか
そんなことは、どうでもいいんだ
君が、ちょっと忍に戻ってもいいかなと
思った、その気持ちが大切なんだ
君がしたいことをしたいようにすればいい」



人の腕の中で泣いたのは、いつぶり?


こんなに人に心を許したのは、いつぶり?






「近藤さん 変装がバレたのも
女だって見破られたのも、初めてです
自分の為になんて、忍は考えません
だから、やはり近藤さんの為に…」




涙を拭き

にっこり笑って見せ





「入隊させて下さい!!!」










忍に戻ることを決めた














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