浅葱色の忍
「実は、めっちゃ窮屈やってん!
ホンマは、こっちの生まれやさかい
なんや、喋るのに言葉選びで疲れるねん!」


!!!!!


「あはははははっ!烝、そんなことに
気をつかってたのか!?
皆とも普通に喋ればいいのに」


「う~ん あんまり自分出すのは
得意ちゃうねん
江戸におる時、この喋り方やと馴れ馴れしいって、散々怒られてん
せやから、江戸の人と話す時は
気をつけて喋ってるんや!」



可愛い!!!



「私と話す時は、普通でいい
私も気楽に話せるからね」


「勇は、いつも気楽そうやんか」


「うむ、確かに
気を使うのは、最初だけだな」


「羨ましいわ」


「そうか?」



烝は、心から羨ましいという目で

頷いた




「勇の為やったら、なんでもしたなるな
皆もきっと、そうなんやろな!」



「頼むから危険なことは、しないでくれよ」



「慣れたもんやで?
勘も戻ったし、体も鈍っとらんし
それにな…」



言い掛けて、少し恥ずかしそうにした

烝の言葉を待っていると

ボソッと



「勇が心配するから、怪我でけへん/////」



確かに聞こえたその言葉を

都合よく解釈し

抱きしめたい衝動を抑える!!

ひたすらに!!!













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