浅葱色の忍
数日後


幹部会議に烝が出席し


「長州の間者を6名確認しました」


と、報告をした

いつの間に?

という驚きと、烝の優秀さの驚きとで

烝を誇らしく思う気持ちになった



「わかった
後は、こちらで対処する
下がれ」


「はい」




烝もそうだが、仕事となると
一線を引く



これが、当たり前なのか?


忍とは、こういうものか?




間者の粛清が行われた

数名逃したが

追わないことになった





「かっちゃん 山崎は、なんで忍を辞めたんだろうな?こんなに優秀な奴を手放すなんて、前の主って奴は、見る目がねえな」


なんと!!

歳がここまで人を誉めるなんて!!



益々、誇らしい!!!














そんな、烝が歳を怒らせた











それは、諸藩会議に招かれた帰り道


私の警護に、永倉君 総司 歳
隠れて烝が来てくれたが

大勢に囲まれてしまった


どこからかこの道を通って帰ることが
漏れたのだろう



私も抜刀し、迎え撃つが
明らかに私に集中して敵が来る






















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