浅葱色の忍

慶喜の困惑

「なんだ 顔見知りであったか
慶喜 烝華を側室にしろ
そばに置き、意見をして貰え」


「はい!」


「え!忍なんだって!
側室とか… 困る!困るって!!」




物凄く嫌そうだった




正室も迎えていないが、側室を迎えた
俺に近いものしか知らない

俺の妻 烝華



正室を迎えるまでは、内密






祝言には、烝華の両親が来て
喜んでいた


複雑な心情の烝華は、全く喜んでなかった




「親孝行だと思え」


「チッ 思えるかよ!」


「その容姿で、舌打ちなどするな」


「うるさい!!」






その夜






初夜というものは、夫婦にとって
大事な契りを交わすもの



「サッサと寝ろよ!
俺は、無理だから!!」



プイッと背中を向けて座っている



「何の事だ」


「ほら!夫婦の営みとか
そういうの!無理!嫌だからな!」


「無理にすることはないだろう
布団は1つしかないのだから、こっちに来い
眠くなるまで話をしよう」


烝華のぬくもりで、すぐにウトウトし始めた俺は、すぐに意識を手放した













肌寒さに目を覚ました夜中



烝華は、隣にいなかった



厠か?





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