浅葱色の忍

土方歳三

「総司 烝華をつけろ」


「は?」


「無事に帰れるか見てこい!」


「ああ!心配なんですね!」



なんて、言いながら

小走りで駆けていくが

烝華の曲がった角で立ち止まる



呆然としているから、どうしたのかと

総司のところに行く


「どうした?」


「行き止まりです」


「は?」



烝華も… 忍???



なんて、兄妹だよ!!!


全く!!!









屯所に戻り、幹部を召集した



段取りを話し合っていると


「戻りました」


「降りてこい」



シュタッ



顔を隠してるっつーことは
まだ、治ってねぇんだな…



「桝屋を見張ってくれ」

「見張るだけでいいんですか?」



もしかして?


「中に入れんのか?」

「簡単ですけど」

「本当!?凄いね!」

「はぁー!大したもんだ!」


「いかん!!! 1人でなど危険だ!!」



でたよ…かっちゃんの心配癖



「そういう仕事ですし
外で何日張ってても、あちらがボロを出すかどうかわかりませんし
時間の無駄で、俺も疲れます
証拠があるうちに抑えないと
逃げられたら、意味がありません」




覚悟が出来ているなら、大丈夫だろう



「山崎」


「はい」


「誰か見張りをつけるか?」


「では、尾形に
俺は、なにかしら証拠をとったら
屯所に戻ります」




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