black×cherry ☆番外編追加しました
それからまもなく、昭一おじさまが私を迎えに来てくれた。

息を切らして、心配そうで、とてもつらそうな顔だった。

そして私のことを抱きしめて、「よかった」って何度も言った。

私も、おじさまが来てくれて、よかったって本当に思った。


(だけど、これがママだったなら・・・)


そうしたら、もっと嬉しかった気がした。

もちろん、パパだっていい。

ママや、パパならーーーー。


ママは、こんなふうに私を心配してくれているのかな・・・。






「悪かったな・・・。怖い思いをさせて」

私を送る車の中で、昭一おじさまは、黒崎さんと同じような言葉を言った。

助手席の場所が空いていたので、久しぶりに、おじさまとは隣の位置だ。

「いえ・・・おじさまが謝ることではないです。黒崎さんも、さっき言ってくれたんですけど・・・私が馬場さんの電話に出ていれば、悠翔さんには会わなかったと思いますし・・・」

「いや、こっちがもっと早く貴見に注意を払っていれば。咲良に接触させずに済んだんだ」

厳しい口調で、悔しそうな顔で言う。

昭一おじさまは本当に、私を大事に思ってくれている。

「ケガは痛んでいないのか」

「はい。今は、大丈夫です」

本当は、傷口が少し痛んでる。

けれどもう、おじさまに心配はかけたくなくて、私は笑顔で返事した。
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