black×cherry ☆番外編追加しました
「オレはバイオリンなんてわかんねえし、無責任なこと言ったけど。出ない選択はないんだろ?そしたら今の・・・明日の、おまえのベストが尽くせればいいんじゃないのか。行けたらだけど・・・・・・オレも、聴きに行くから」

それまで、伏し目がちだった視線を上げて、最後は、私の目を見て伝えてくれた。

大きく胸が跳ね上がり、私の頬は、一瞬で真っ赤に熱くなっていた。

「あ・・・ありがとうございます・・・」

「・・・っ、行けたらだからな。保証はねえぞ」

「は、はい!もちろん・・・」

嬉しかった。

保証なんてなくていい。

ただ、黒崎さんが言ってくれたことが、私はとても嬉しかった。


(そうだよね・・・。もう、がんばるしかないんだもの・・・)


黒崎さんの言葉が、私に力を与えてくれた。

いつの間にか、頬の涙も乾いていた。

・・・大丈夫。

明日は・・・私のできる限りでがんばろうって、もう一度、私は決意をし直した。












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