婚約指環は手錠の代わり!?
「ずっと黙ってみてきたが、ここの部署は非効率なことが多い。
これからはどんどん改善していくのでそのつもりで」
課内がしーんと静まりかえり、凍り付く。
おそるおそるあげた視線の先、武本さんはわなわなと震えていたかと思ったら、ぷいっと足早に出て行った。
いままで武本さんが怖くて、事務はほとんど武本さんのやり方に従っていた。
ほぼ名指しと云える海瀬課長の発言に、不満がないはずがない。
それから。
表向きはすっかり武本さんの嫌がらせは影を潜めた。
廊下で足を引っかけられたりとか、子供みたいなことはされるけど。
お昼ごはんはいままで通り、都合のあった日は涼太と……食べられるはずもなく。
だって、海瀬課長とそういう関係なった次の月曜。
食堂で涼太を見つけて、いつものように一緒に食べようとしたら、立ちはだかる人。
「どこに行く?」
「りょ……大藤くんのとこですけど?」
これからはどんどん改善していくのでそのつもりで」
課内がしーんと静まりかえり、凍り付く。
おそるおそるあげた視線の先、武本さんはわなわなと震えていたかと思ったら、ぷいっと足早に出て行った。
いままで武本さんが怖くて、事務はほとんど武本さんのやり方に従っていた。
ほぼ名指しと云える海瀬課長の発言に、不満がないはずがない。
それから。
表向きはすっかり武本さんの嫌がらせは影を潜めた。
廊下で足を引っかけられたりとか、子供みたいなことはされるけど。
お昼ごはんはいままで通り、都合のあった日は涼太と……食べられるはずもなく。
だって、海瀬課長とそういう関係なった次の月曜。
食堂で涼太を見つけて、いつものように一緒に食べようとしたら、立ちはだかる人。
「どこに行く?」
「りょ……大藤くんのとこですけど?」