SecondWedding
「着いたぞ」
此所は…
「パパ、ここは?」
車を降りて涼が目の前に立つ建物を見て
「きれーだね。おしろみたい」
「ハハハ…城みたいか」
「うん」
「恭介さん」
「いいから。さ、入るぞ。瑞穂達が待ってる」
「えっ?まぁくんいるの?ママはやくいこ」
涼が私の手を引っ張って建物の中に入って行く。
「藤倉様、ようこそ」
綺麗な女性が出迎えてくれ
「黒崎様もお見えになられてます。こちらへ」
女性に案内されて階段を昇る。
ほんと、洋画で見るようなお屋敷だわ。
涼も珍しげにキョロキョロ。