不機嫌なカレと秘密なつながり
「もしかして浮気チェック?」

シャワーを浴びて出てきた彰汰が、あたしの上に乗っかると声をかけてきた

「彰汰って、浮気できる人?」

「できない人」

「なら、浮気チェックの意味がないでしょ」

…てさ、あたしたちって浮気とか本気とか言い合える間柄なのかな?

「だから、意味がないよって言おうと思ってさ。俺、姫歌にしか興味がないから」

うつ伏せになっているあたしの首筋に、彰汰がキスを落とした

「隣でさ…親父たちもやってんのかな?」

「知らない」

あたしは素っ気なく答えると、瞼を閉じた

おじさまと彰汰が、レストランに入ってきたときのことを思い出す

二人同時に、入ってきたときは驚いた

二人して同じ顔しちゃってさ

頬から汗を流しながら、必死な顔をしてた

おかしな親子だよね
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