お前は俺が守る

ガチャ

「え、」

扉が開いて私は尻もちをついた。

顔を上げると、私の顔を覗き込む顔が、、


「何してんの」


それはお隣さんのあの男だった。
よりによって今会いたくない人。

恥ずかしさで顔が熱を持っていくのがわかる。


「ん。」

彼が手を差し伸べてくれている。

「.......」

「何やってんだよ、早く」

「.......」

「あ、もしかして腰抜かしちゃったとか?仕方ねーな」

すると彼は私の腕を持って立たせてくれた。
のは、いいけど、、、

「あ、ありがとうございます、、」

さっきよりも近くなった顔に心臓がバクバクしている。

しかも、体が密着しちゃってるし、、、
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