お前は俺が守る
「ねぇー」

後ろから私を呼びながら着いてくる。

「無視〜?」

もう、何なのよ!

「三波ってさ、矢野と仲いいよな」

矢野って名前を聞いた瞬間ビクッと体が止まる。

「おっと、いきなり止まるからびっくりするじゃん?
ふっ、矢野のこと好きなの?」

「好きじゃないし!」

クルッと振り返って川島くんに向かって言葉を投げつけた。

どうして、遼のことを私が好きにならなきゃいけないのよ!
変な勘違いされたくない。

「へぇーそっちの方が面白い」

「え?」

ぼそっと何かを呟いたけどなんて言ったか聞こえなかった。

「さ、委員会行かないと、間に合わなくなっちゃうよ?」

「あぁ、うん...」

川島くんにつられて私も急いで委員会に行った。
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