1周年記念のペアリング
「そう。」
「そっか、なんか最近ますます俺に興味無くなって、そろそろ潮時かな?とは思ってた。」
「え?」
「約束、ドタキャンしても、『そう。』の一言で済ますし。」
・・・そうだったね。 本当に仕事なの?と訊いてしまいそうになって慌てて口を噤んだ。
面倒な女と思われたくなかったから。
「わかった、もう会わない。」
彼の言葉。
「うん。 さよなら。」
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