サヨナラ、大好きだった。
不登校の友達の部屋はバラバラで、先生に聞かないとわからない。
『今日来てはりますか』
『来てるよ、会議室におるんちゃう』
『わかりました。行ってみます。』
『いる?』
『おるよ。今日は数学の演習してから絵描いてた。』
『そうなん、どれどれ?』
『ここの色何がいいと思う?』
『清楚系やから白でいいんちゃう』
『白か、うんいいんちゃう』
『渋木おるか?』
『います。』
『おっ、元気そうやな。
美術くらいは実習やから参加しいや』
『私の高校は内申いらないんです。
教室なんか行かなくても受かりますし。』
『そうやけどさ、ところで。
渋木の進路のことやけどまぁまず問題なく通るやろ。』
そして、私の座っているソファの横に腰を下ろした。
肩と肩が触れ合う近さがもどかしい。
『ありがとうございます。良かった、第1希望で。』
『そうやな、頑張ってるからな。後は当日に風邪ひかずに普通に点数とれたらいいな。』
『はい。あの、もしも私が当日風邪をひいたら沢田さんにしたように電話してくれますか。』
私なりの精一杯の頑張りだった。
『ははっ、まずなー風邪ひかんといてくれ。
電話してあげるけど。』
『本当ですか。約束ですよ』
これは発展する大きなチャンスになるかもしれない。
私は一筋の光を手にした。そんな気分でいた。
『今日来てはりますか』
『来てるよ、会議室におるんちゃう』
『わかりました。行ってみます。』
『いる?』
『おるよ。今日は数学の演習してから絵描いてた。』
『そうなん、どれどれ?』
『ここの色何がいいと思う?』
『清楚系やから白でいいんちゃう』
『白か、うんいいんちゃう』
『渋木おるか?』
『います。』
『おっ、元気そうやな。
美術くらいは実習やから参加しいや』
『私の高校は内申いらないんです。
教室なんか行かなくても受かりますし。』
『そうやけどさ、ところで。
渋木の進路のことやけどまぁまず問題なく通るやろ。』
そして、私の座っているソファの横に腰を下ろした。
肩と肩が触れ合う近さがもどかしい。
『ありがとうございます。良かった、第1希望で。』
『そうやな、頑張ってるからな。後は当日に風邪ひかずに普通に点数とれたらいいな。』
『はい。あの、もしも私が当日風邪をひいたら沢田さんにしたように電話してくれますか。』
私なりの精一杯の頑張りだった。
『ははっ、まずなー風邪ひかんといてくれ。
電話してあげるけど。』
『本当ですか。約束ですよ』
これは発展する大きなチャンスになるかもしれない。
私は一筋の光を手にした。そんな気分でいた。