取り込む家
すべての話を思い出した瞬間、隣の部屋から何か物音が聞こえてきていることに気が付いた。


俺は恐る恐るそちらへ顔を向ける。


すると、ドアの下の隙間から無数にうごめく虫たちが這い出して来るのが見えたのだ。


それは何千なん万引きにもなくミミズの大群だったのだ。


それを食わなければ死んでしまうと知っている俺は、声にならない悲鳴を上げたのだった……。








『家っていうのは意地悪な人間ほど大好きなんだ。だからね、悪い事はしちゃいけないよ?』


『わかったよおばあちゃん! 僕はいい子になるからきっと大丈夫だよ!』






END


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