私たち政略結婚しました!~クールな社長と甘い生活~


彼が部屋に戻ってくるのを待って、雑誌のことを尋ねた。

「この写真どこで撮ったの?自宅って書いてあるけど。
これ、マンションだよね?」
部屋の窓から景色を指でさして私は、言った。

どう見ても、この家で撮ったものではない。

彼は、特に表情を変えずに言った。

「ああ、この時はまだ自宅はここだった。
ここに引っ越してくる前に住んでたマンションだよ」

「そうなの」

この話はここで終わった。

彼の説明で、私は十分納得したからだ。

「それより、出張から帰ったら、大変だ。早速うちの両親がここの様子を見にくるって」

「伯父と叔母様が?」

「ああ、そうだよ。大丈夫だって、そんな顔するな。
二人とも君のこと喜んでるから。
派手なモデル上がりの女性なんかと結婚しないで、祖父のいうことを聞いたのを喜んでるよ」

「そうなの?」

「ん、だから気を揉まないで。君はゆっくりしてて」

「ありがとう」
< 120 / 173 >

この作品をシェア

pagetop