私たち政略結婚しました!~クールな社長と甘い生活~
彼が部屋に戻ってくるのを待って、雑誌のことを尋ねた。
「この写真どこで撮ったの?自宅って書いてあるけど。
これ、マンションだよね?」
部屋の窓から景色を指でさして私は、言った。
どう見ても、この家で撮ったものではない。
彼は、特に表情を変えずに言った。
「ああ、この時はまだ自宅はここだった。
ここに引っ越してくる前に住んでたマンションだよ」
「そうなの」
この話はここで終わった。
彼の説明で、私は十分納得したからだ。
「それより、出張から帰ったら、大変だ。早速うちの両親がここの様子を見にくるって」
「伯父と叔母様が?」
「ああ、そうだよ。大丈夫だって、そんな顔するな。
二人とも君のこと喜んでるから。
派手なモデル上がりの女性なんかと結婚しないで、祖父のいうことを聞いたのを喜んでるよ」
「そうなの?」
「ん、だから気を揉まないで。君はゆっくりしてて」
「ありがとう」