私たち政略結婚しました!~クールな社長と甘い生活~
彼女は少し緩慢な動作で、部屋の中に私を案内するにも、よいしょっと言いながら歩いていた。

私は彼女の後を、カーペット敷きの床を出されたスリッパで歩いて行く。

彼女は、年上だ。

彼よりもだいぶ年上に見える。
多分、10歳は上だろう。

本当にこの人が、高陽さんと……


私は、下を向いた。


呼び出されたときから、高陽さんに関わった女性なんだろうなと考えていた。

彼のような人には、こういう女性がいるに違いない。

そう覚悟していた。

そういうことを分かって、結婚したはずだった。

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