私たち政略結婚しました!~クールな社長と甘い生活~

母が、くるっと高陽さんのの方を見る。

「ああん、やっぱり女か」

「違います」高陽さんは、イラついて答える。


「女だ」母が念を押す。


「もういいでしょう?母さん」

私の方が聞いていられなくなった。声を大きく出してしまった。


「ほうら、女じゃないの。高陽。あんたも隅に置けないねえ。

どんな女?モデルさん、前からきれいな女の子連れてたよね。放っておいても、いっぱい寄ってくるもんね。

御曹司様だし。いい男だし。仕方ないよねえ。出来心で、きれいなお姉ちゃんつまみ食いしちゃっても」


「いい加減なこと言わないでください!俺が、そんなことするわけないでしょう!」

感情を露わにした高陽さんを、初めて見た。

彼は、怒りに震えて母のことを睨みつけている。

「だよねえ。私もそれは、
しげさんとおんなじ意見だな」

「しげさん?」

「そうよ。せっかく、南の島で
楽しくしてたのに。
しげさんに呼び出されてねえ」
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