「Love logic」だから僕は、誰も好きにはならない。

ネクタイを結び終えて、スーツの上着を羽織る。

「…なぁ、桐生。もう一つ思い出したんだが、おまえって、本当に玲奈ちゃんと付き合ってるのか?」

「どうしてそれを、おまえに話さないとならない」

と、横目に睨む。

「それぐらい、教えろよ」

結んだばかりのネクタイをつかまれる。

「つかむな。しわになる」

手から引き抜いて、

「……好きになりたくなっただけだ」

と、話した。

「……ということは、おまえが本気の恋愛をしようとしてるってことだよな?」

「それが、なんだ…」

と、目をそらすと、

「本当かよ? 嬉しいよ…俺は!」

いきなり、抱きついてきた。



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