うちの執事は魔王さま
「これならオーケーですね!」



「オーケーじゃなぁぁあい!!!!おかしい!!!」



峰岸が縛り終えた人体模型を引っ張りだした。


亀甲縛りであったのだ。



そして、どこかしら人体模型は頬を赤らめているように見える。



ただ、見えているだけだ。


実際赤らめているのかなんて分からない。


ルナは人体模型に巻かれている縄を普通に巻き直すと正面に立ち呼びかける。



しかし、彼に反応はない。



「え...死んじゃってるんじゃないの...?」



ルナがそう言えば峰岸は数秒顎に手を添えて考えると思いっきり人体模型を蹴飛ばした。



「何しちゃってんのぉぉぉ!!?」



「近くでいきなり叫ばないでください。耳障りです」



「ごめんてば!てか、なんで蹴っちゃったの!?」


その時、ガタリと動いた。



「こういうことです」



何食わぬ顔で峰岸は言った。


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