うちの執事は魔王さま
と、そんなこんなで終わったわけだが......
なんで分かった気になったのよ、私のバカァァァァ!!!!
鞄を抱き寄せ、一刻も早く学校に着くべく、ルナは歩を早める。
途中、幽霊に話しかけられることもあったが、無視し先を急ぐ。
無事、学校の教室に着きルナは自席へと着いた。
「おっはよー!ルナ!」
元気よく挨拶を交わしてきたのは昨日、肝試ししようと言い出したくせにすぐ気絶したちえみである。
「いっやぁー、昨日はほんとに驚いたね!」
「そうだねー」
直ぐに気絶してたけどね。
私が色々と驚いたけどね。
「まさか、先生が人体模型を動かしてたとは」
あっはは、と大笑いするちえみ。
「え?」
しかしルナは笑えなかった。
昨日の人体模型は確かに侍のような何かがあれに入っていたのだ。