『誰にも言うなよ?』


「ほんとにムカつくんだけど。ただでさえモトコの信用ないのにさぁ。余計株が下がりそうなことしないでほしいよ」

「え?」

「だってそうでしょ。ボクは青山くんと違って、モトコに嫌がることした過去あるしさぁ」


それは、そうだけど……。


「わたし、レオのこと信じてるよ」


わたしの言葉に目を見開くレオ。


「会長に言い返してやったもん。レオはわたしを裏切ったりなんかしてないって。嘘つきは会長だって」

「モトコ……」


会長は甘いマスクで誰でも騙せると勘違いしているんだ。

わたしも最初は完全に騙されてたけど……。


「誰もが自分の言いなりになると思ったら大間違いだよ」

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