『誰にも言うなよ?』



すると、


「ほんとだよー」

「なにげ楽しみにしてたのにぃ」


反応が、返ってきた。

レオのファンの子たちからだ。


「女の子と出逢いたかったなー」

これは、男子だ。


「わたしは、うちがあまり裕福ではなくて」


そう言った途端、教室が静まり返った。


「前々からアルバイトしたいなとは考えていて。でも、おばあちゃんに……えっと、わたしを育ててくれているんだけど。心配かけるし反対されそうだなって思って。勉強もしなきゃいけないしって思うと前向きには考えられなくて」


「これマジなやつじゃん」

「俺、おばあちゃんっ子だからこういうの弱い」


いつも話を聞かないヤンキーまでこっちに耳を傾けてくれている。


「アルバイトは無理かなって思ってたら条件のいい仕事場に出逢って」

「ハーイ。それってオジサン相手にする夜の仕事?」


さっき拡散された画像をチラつかせながら質問してくる女子。

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