『誰にも言うなよ?』
「違う……! 一緒に写ってるのは……バイト先の社長」
あれ、アイツって社長でいいのかな。
一人しかいないから実質社長だよね?
「働く前からまぁまぁ親しくて。ふざけて髪を触ってきてたところをたまたま撮られたみたい。なんかプードルが好きなのかそれに似てるって言われて」
「プードル?」といってクスリと笑う女子。
「あ、もちろん変な関係じゃないよ。法律なんか守りすぎるくらいはやく家に帰らせてくれるちゃんとしたところで契約書もガチガチ。ブラック企業とは程遠い労働環境だからね」
「ほんとかなぁー?」
「そうじゃなきゃ働かない。あくまでわたしは学生の本分は勉強だと思ってる。学校の許可を取る前に決めたのは……迂闊だった。それがバレてこんな風に迷惑をかけてすごく申し訳ないと思ってる。申請が遅れたけど今日先生にきちんとお願いしてくる」