fantasista







雨がスタジアムを濡らしていた。

芝が水を浴びて光っていた。

そんな中を彼は華麗に駆けた。

敵を避け、白いボールを追って。






「戸崎、ナイスアシスト!

あーッ!!惜しい。

黒木のシュートが微かに逸れた!」




興奮する解説者の声が響き、スポーツバーが熱気で満たされる。







「戸崎!!」




その名を聞くたび、心が震える。

頑張れと強く思う。

そして、その姿から目が離せなくなる。


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