溺愛CEOといきなり新婚生活!?
それで?って、続きを促す彼に視線に、私は続きを話す。
「実際入社したら楽しいことばかりじゃないですけど、苦労して商品になったものが売れると嬉しいし、時々お客さまの声をいただいたりして……いい思い出になったとか、すごくいい体験ができたとか言ってもらえた時に、この仕事に就いてよかったと思うんです。やっぱり、誰かを笑顔にできる仕事って素敵だと思うから」
「そうだね」
永井さんの真剣なまなざしはCEOそのもの。思わず私が背筋を伸ばすと、彼は表情を崩した。
「新卒面談みたいだったね、本当」
「永井さんは、どうして起業しようと思ったんですか? ……って、聞いていいのかな」
「いいよ。俺のことも知ってほしいから話させて」
彼がスクリーンで流れていた洋画を一時停止して、リビングに静けさが生まれた。