溺愛CEOといきなり新婚生活!?
「もっと花澄が欲しい」
それから何分も続いたキスで、いつの間にか私は眠ってしまったらしい。小さく聞こえるTVの音で目が覚めた。
どうやら彼が運んでくれたベッドからは、すっかり夜になった空が見える。
「……ごめんなさい、眠ってしまって」
寝室から出て戻ると、リビングのTVをつけたままでテーブルにPCを広げ、仕事をしている永井さんがいた。
「キスの最中に眠られるの、これで二回目」
「あっ!! ごめんなさい!!」
いいよ、と穏やかに微笑むと、彼はソファから立ち上がって私を隣に導いた。
「お腹、空いてない?」
「大丈夫です」
空腹を感じないのは、恋のせいだ。さっきのキスで、自分の気持ちをハッキリと自覚してしまったのだ。