溺愛CEOといきなり新婚生活!?
「あー、本当に……」
「どうしました?」
話に間ができた時、彼がふと呟きながら大きくソファの背に持たれた。
「俺にくっついててよ」
突然腕を引かれて再び重なった唇は、とろけてしまったようだ。
「んっ……」
彼の温もりと私の浮かされた熱が混じるたびに、甘えた声が漏れてしまう。
もっとキスが欲しい。もっと私だけを見ていてほしいって思うほど、求める思いが声になる。
たくさん話して彼を知って、惹かれていた想いに火をくべられて、好きだと自覚してしまった。
「今の花澄の気持ちが知りたい。まだ先輩のこと考えたりするの?」
「……こんなキスをされたら、永井さんのことしか考えられないです」
キスの余韻でぼんやりしている私は、思い浮かんだことを口にした。
明日になっても同じ部屋で生活を続けるのに、今日は本当に特別な時間を過ごしている実感がある。
大人のデートって、こんな感じなんだ……。