一夜の。
「そうですか。あ!じゃぁ、僕がこんなベラベラ喋ったのは…まずかったですかね?」
「この話は聞かなかった事にします。」
俺は微笑んだ。
有馬ちゃんに今野と会ったことがバレると どんな顔されるんだろう。
コンコンっと
ドアがなり 秘書が顔を出した。
恐らく アポなしの客かなんかが来たのだろう。顔が困っている。
有馬ちゃんは焦る状況でもクールだもんな。
「お忙しいとこ すみませんでした。」
俺は席を立ち k社を離れた。
親父。何考えてんだ?
俺に見合いのの話が来ているのは聞いていたが
なんで今度は有馬ちゃんに?
どう考えても俺を有馬ちゃんから離すためか。