一夜の。
「泊まります?」
私がいると余計疲れるのかな。
でも目の下のクマや表情。
車をこれ以上走らすと危険な感じがする。
「俺襲うかもよ?」
「無理しないで下さい。そんな元気もないくせに。ただ心配なんです。このまま帰してしまうのは。」
ははは。っと社長は乾いた声で笑った。
「なんでもお見通しだね。流石俺の優秀な秘書だ。
……甘えてもいいかな?」
「はい。こういう時の秘書ですから。」
私は社長を部屋へ通した。
話しかけても 半分聞こえてないだろう。
立ちながら、今にも意識が途絶えそうになっている。
「社長。上着は脱いで下さい。」