一夜の。


車をしばらく走らせ


有馬ちゃんの声がやんだ頃


同時に 涙を流す有馬ちゃんを見た。


そうして俺は我に帰る。


「ご、ごめん。俺!有馬ちゃん。

ごめん。つい夢中で。」


これじゃぁあの男と一緒じゃないか。


有馬ちゃんを泣かすなんて

俺はあいつよりずっと卑怯で最低だ。



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