一夜の。
今野の車が外に止まっていたから
そう遠くは行けないはず。
「まさか。」
有馬ちゃんならやりかねない。
電話は何度かけてもとらない。
俺は車に乗って
有馬ちゃんの部屋までぶっ飛ばした。
チャイムを何度も鳴らした。
「有馬ちゃん!?大丈夫?」
俺がドンドンとドアを叩くと
中から足音が聞こえ、有馬ちゃんがでた。
洋服は乱れてない。
俺の心配したことは起きていないだろう。
「社長、すみません。丁度今落ち着いたところで。」