一夜の。


焦りすぎていて なかなかホックがかからない様なので 俺がつけてあげる。


帰る準備はや!


けどさ、有馬ちゃん。


「きゃっ!」


有馬ちゃんは洋服を着て帰ろうと立ち上がったが 足に力が入らず 腰を抜かしている。


だよね。昨日の無理させちゃったし。



「有馬ちゃん。お風呂入ろっか。

そしたら家まで送ってあげてもいいけど?」



有馬ちゃんは頭がいいから

そうするしかないと判断するのに そう時間はかからなかった。



「社長。手を貸して頂けませんか?」


どうやら少しも力が入らないようだ。

床にぺたんと座り込んだ状態からだと

俺を見る目は自然と上目遣い。




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