一夜の。
「社長 亜里沙さんがお見えになりました。
少し お時間が早いようなので
応接室にお通ししておきますか?」
え、予定は7時だったのに。
少しどころが1時間前って早すぎでしょ!?
亜里沙って女の顔も正直 思い出せない。
今日のディナーだって 本当は行きたくもない。
有馬ちゃんに少しでも妬いてほしかっただけなのに。
「いや、ココに呼んで。」
ココというのは社長室。
普段は俺と有馬ちゃんしか入れない仕事部屋である。
「そ、それは!」
有馬ちゃんが冷静な表情を崩した。
「なに?」