秘密の恋 〜社長に恋して〜
急いで服を着替えると、鏡に映った自分を見つめた。
すっきりした顔なのか、後悔している顔なのか自分でも分からなかった。

首を軽く振ると、瑞穂は財布から1万円札を2枚出すと、テーブルに置いた。

(- これで足りるかな?)

そんな事を思いつつ、ちらっと由幸を見た。

(- さようなら。)

心の中でそう呟くと、ホテルを後にして、家路についた。
東の空がだんだん明るくなってきていた。
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