【完】☆真実の“愛”―見つけた、愛―1
「相馬さまにあんなことをなさるなんて…野蛮なのね」
「相馬さまがお可哀想!」
「なんで、あなたみたいなのがここにいるのよ!」
罵詈雑言?
慣れているせいか、意味がわからないくらいの悪口だ。
(お可哀想って……相馬の意思じゃないじゃん)
と、まぁ、いろいろ突っ込みたいが。
「どうせ、身分なんてないのよ」
「そうね。姫宮のかたと一緒にいらしたんだもの。あの方のことだわ。友人と言う理由で勝手に……」
「ムカつくわね。勝手なことばかり……」
ここまでは、予想通りだ。
天使のような女が、いるわけないから。
だが。
「身分が賤しいと、質も違うのね。さっき、わたくし、変な女とぶつかったんですの。その子、わたくしを見て、顔を歪めたのですよ?失礼と思いませ……」
パンッ!
本日二回目のシャンパンぶっかけ行為……には、ならないようにした。
代わりに手が出たけど。